温泉編

東北地方は温泉の宝庫です。名湯・秘湯から宿の温泉まで、あちこちのお湯に入ってきました。温泉編では、その中でも特に印象に残ったところを紹介することにします。

蔦温泉
蔦温泉は、十和田湖の少し北にある温泉です。ここは特に浴室が素晴らい。落ち着いた雰囲気で、日常を忘れることができます。建物もひなびたよい雰囲気。お湯もさっぱりしていて気持ちがよかった。
酸ヶ湯温泉
酸ヶ湯温泉は、青森県内で最も有名な温泉の一つで、八甲田山の麓にあります。風情のある千人風呂が有名です。人も多いですが、硫黄の香りの強い酸性のお湯は格別です。
温湯温泉
お勧めは、黒石温泉郷にある温湯温泉の共同浴場です。普通の温泉かと思いきや、とにかく温まり方がすごい。すごすぎて長湯できませんでした。なお、宿泊するなら、山賊館が近くて便利です。
日景温泉
十和田湖の西にある霊泉日景温泉。皮膚病によいといううたい文句の通り、非常に良質のお湯でした。びっくりです。(追記:残念ながら2014年に廃業されました)
不老ふ死温泉
日本海岸沿いにある不老ふ死温泉といえば、海辺の露天風呂が有名ですが、内湯もゆっくり景色が見られてお勧めです。豊富にわき出る黄金色のお湯は、見た目通り非常に力強い感触でした。
鶴の湯(乳頭温泉)
乳頭温泉の名湯鶴の湯。人気のある温泉です。4種類のお湯が楽しめます。さすがにどのお湯もレベルが高い。内湯は狭いですが、露天風呂は圧巻の眺め。晴れた日に行きたいお湯です。
黒湯(乳頭温泉)
乳頭温泉でもっとも歴史のあるお湯の黒湯。建物を含めた風景とその雰囲気にやられます。古き時代の湯治場の良い雰囲気を残している温泉。お湯もよくてこちらもお勧め。(追記:改装されて新しくなってしまったのが逆に残念)
玉川温泉
八幡平のやや南西にある玉川温泉。酸性度が高く、効能が高いと言うことで全国的にも有名なお湯です。長いことお湯に入っていると肌がぴりぴりしてくることからも、その強さが伺いしれます。しかし、本当にすごいのはその雰囲気でしょう。硫黄で黄色く染まった岩肌と吹き上げる蒸気。あちこちで岩盤浴をする湯治客。その重苦しい雰囲気は、この温泉の本当の力を表しているかのようでした。もう少し気楽に入るなら、お湯は同じなので、新玉川温泉の方がよいかもしれません。
後生掛温泉
こちらも有名な温泉。後生掛温泉はちょうど玉川温泉の山の反対側になります。地中から泥が吹き上げられて作られる泥火山が有名。岩肌のあちこちから泥が吹き出していて、景色を濃い灰色に染め上げています。お湯としては、この泥を使った泥湯が特徴(最近は泥が少なくなってしまった気がしますが)。お肌すべすべです。
藤七温泉
八幡平山頂からはほど近い彩雲荘です。敷地内には、広々と硫黄臭のある白濁したお湯をたたえた複数の露天風呂が並んでいます。天気のよい日に、お湯に浸かりながら開放感のある景色を眺めるのは最高。なお、混浴なので、女性の方は湯浴み着があった方が便利です。大きくて丈夫なビニール袋を持って行くと、帰りに濡れた湯浴み着を持ち帰りやすいですよ。
泥湯温泉
あちこちから蒸気が噴出する様は圧巻。ひなびた感じが素敵な3軒だけの小さな温泉街です。奥山旅館が有名ですが、今回は小椋旅館に泊まりました。こちらは懐かしい感じのする宿です。お湯は泥湯の名の通り濁った白色です。
川原毛大湯滝
これは本当の秘湯。車で山道を行った奥にあります。川原毛大湯滝では、巨大な滝や川がすべて温泉。しかもお湯がすこぶるいい。滝壺が天然の浴槽です。もちろん全部露天風呂。ちなみに水着着用。川湯温泉もすごいけど、これはそれをはるかに越えています。初めての体験でした。
栗駒山荘(須川温泉)
栗駒山荘は、須川温泉郷にあります。山の上にあるので、非常に展望がよいです。スッキリと晴れていれば、遠くまで見渡せます。きれいで非常に気持ちのいい温泉です。